検診で気になったこと①

検診では、耳あかを奥に押し込んでしまって鼓膜が見えないお子さんがいました。

そのようなお子さんには「耳垢」もしくは「耳垢栓塞」という診断をしてご家庭にお知らせします。

たかが耳あかと思うかもしれませんが、次のような問題があるのです。

①鼓膜が確認できない

鼓膜の病気が確認できないために見逃されてしまうものとして・・・

 ・鼓膜に穴があいている → プールなどでの感染、聴力の低下

 ・中耳に水が溜まっている → 聴力の低下 耳の違和感

など。

②聴こえに影響が出る

耳あかで耳の穴が完全にふさがっているお子さんもいて、ぴったりはまった耳栓のような感じになっていることも。

例えば片耳が耳あかで完全に塞がっていても慣れてしまって普通に日常生活を送っているお子さんもいますが、細かい音を聞き逃している可能性があります。

学校検診では教育の面からも、デメリットがでないように対応しているのです。

検診で「耳垢」「耳垢栓塞」に○がついていたら上記①②の可能性がある、もしくは放っておくとそうなってしまう可能性があるということです。

検診で指摘された場合はもちろんなのですが、耳の穴の形・大きさは個人差がありますので、特に狭くて掃除しにくい場合は無理をせずにご相談ください。

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